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震災からの低迷や円高で投資をやめてしまったか…というくらい長く更新を怠っておりましたが、ゴールは数十年後なので全く変化はありません。
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2010.11.28 国内債券
久々にアセットアロケーションの話ですが、今回は国内債券です。これが、一番安定資産で簡単に投資商品を選択できそうですが、自分的には結構苦慮していました。

投資を始めた頃、今と変わらない低金利で、預金において置くのと変わらないじゃないかとアセットアロケーションに全く組み入れていませんでした。しかし色々本を読んで勉強するうちに、いくら若いとは言え株式一辺倒ではマズイのではないかと今の比率まで組み入れました。その後、リーマンショック…。助かりました。

株式や他の資産が上下するところで、他の資産と相関も低いですし、リスク(ぶれ)も少ないので一本動かない芯のような資産になってくれます。
リバランスが生じるときも大抵上がりすぎた資産、下がりすぎた資産と国内債券のリバランスになることが多い(過去数回しかありませんが)。

そこで苦慮していた商品選択の件ですが、海外資産よりも、やはり国内ということで選択肢の幅があります。まあ、幅があるので悩むのですが。MMF、個人向け国債、国債、インデックスファンド、はたまた定期預金で良いんじゃないかという説もありますし。

今行っているのは、インデックスファンドで月々積立て、年2回10年国債を一定額購入です。
現在の国債価格の高さ(金利の低さ)から見れば、MMFで待機もありかと思います。しかし、いずれ上昇すると思って普通の国債ではなく、個人向け国債を買っていたのですが、5年経っても上がりませんからね(笑)。0.8%分の手数料を考えると10年国債を買っていたほうがここまでは良かった・・・。
やはりインデックス投資家として、相場を読んではいかんということで、現在のカタチにしました。

2010.07.29 新興国株式
 一昔前(といっても数年前)までは、草食系(?)のインデックス投資家の頭には新興国株式という考えは思いつかなかったと思います。
 しかし、BRICsのブームを皮切りに様々なデータからも、新興国は投資市場でも、もはや無視できない存在になっています。人口の増加、生活レベルの向上、上昇志向の国民などなど、成長エンジンの元が満載です。
 BRICsの国々であるブラジル、ロシア、インド、中国(Sは複数形の時と南アフリカの場合あり)の他、アジアだと韓国、台湾、タイなど、欧州でも東のハンガリー、ポーランドなど、北アフリカのモロッコ、エジプトなどなど計25ヶ国。

 現在世界株式インデックスの中で新興国は15%~20%でしょうか。これから年々比率は上がっていくでしょう。一方で成長著しいとはいえ、25ヶ国に分散されていても変動はインデックスの中でも激しい。ましてや中国など個別の国々単独に投資するともっと変動が激しい・・・。とはいえリスクとリターンは表裏一体、知識を持って運用すれば一番の成長アセットである可能性は高いので、分散してうまく運用しようかと。

 かくいう自分も新興国に投資し始めた頃は、まだ新興国株式インデックスに対応する良いファンドがなく(というより全くなかったような)、BRICSの言葉が出始めの頃にそれぞれの国に投資するアクティブファンドを単独で買っていました。
 ちょうどブームの一歩先を捕まえることができ、成功でしたが、一般誌にBRICsの言葉が出る頃を見計らって、その頃やっと出てきた新興国株式のインデックスに全部乗り換えました。自分にとっての売り時シグナルは、投資家向けでない新聞やネット記事が取り上げた時です(結構当たります)。

 BRICs4カ国オンリーだった頃は、あまりの上昇に売るのをためらいましたが、インデックスに切り替えて、正直ほっとしました。このほっと感がない投資はしてはいけないと思っています。
 そもそも必要以上に儲けるための投機はご法度です。長くゆっくり数十年後に年金がなくても困らないように経済的独立を目指しているだけですからね。

 自分のアセットアロケーションでは新興国は現在10%。先進国株式との比率からすると若干多い程度。基本の比率は抑えながらも、少し新興国の伸びを期待しているというところです。今のところはインデックスファンドのみ(主にeMAXIS)、ETFへスイッチするかは環境を見ながら、海外市場のものを買うか国内市場で買うか様子見中です。
2010.06.27 先進国株式
  海外株式と言えば、自分がインデックス投資を始めた頃は、自分の中では当たり前のように先進国株式の事でした。先駆者を探せば、ベトナム行って証券会社の口座開いたとかツワモノはいくらでもいたとは思いますが・・・。
 しかし、ここ数年でBRICSをはじめとした新興国に投資熱が高まり、海外株式と言えば先進国と新興国の組み合わせというスタイルが普通になって来ています。そのような訳で、一応ポートフォリオのグラフも分けているので、まず海外株式の中の「先進国株式(北米、欧州、太平洋州 24カ国)」のアセットについて自分の考え方を記載します。

 国内株式では、インデックス投資といいながら個別株投資でしたが、海外の株式は正真正銘インデックス投資ですw。理由は、情報のつかみ難さです。
 投資環境が良くなった現在、VW、アップル、ノキアなどの世界の有名企業の株式は簡単に購入できます。しかし、日本の企業ほど情報が入手できるかというと難しい。
 また日本に住んでいれば、日本の政治経済などのマクロの情報も自然と耳にしますが、これも現地にいるといないとでは、感覚が全然違う。そのために海外の新聞や英文のネット記事を読むのは手間だし、投資には時間をかけない趣旨からは海外個別株投資は選択には入ってきません。

 そこでインデックス投資になるわけですが、次の選択肢は日本株との比率。投資家の間では日本という国は先進国の中の一つとして特別視しない世界時価総額ベースで投資する人もいれば、国内株式は為替やホームバイアスがあるので先進国とは別としている人もいます。自分は「2010.05.23 国内株式」の項でも述べましたが後者です。でも自分のアセットアロケーションの最大の悩みどころです。

 先進国株式の半分を占める米国も少子化などの問題がなく今後も成長しそうですし、1つの国ではなく24カ国(イスラエルが最近新興国から移って確かこの数)に分散されるので、為替の変動を除けば日本株式より安定してそうだし。自分も世界時価総額ベースで行きたいなあとも思うのですが、為替が怖い・・・。

 退職後の生活資金として考える人は、崩す時も毎月ドルコストで崩していくので影響は少ないと思います。しかし、自分は相続や家のリフォームなどで、一度に円転しなくていけない場合がないとは言えないので、そのとき1ドル=80円とかだと・・・為替で利益が吹き飛びそう。

 というわけで今は海外株式(新興国含む):国内株式=40:25です。一方で、為替は債券で調整すると割り切って、株は世界分散、債券は国内債券のみで為替のバランスを取ろうかとも考えています。しかし、相関係数の見地からは、今のままの方が分散が効いているんですよね~。
2010.05.23 国内株式
 アセットの中で、まずは国内株式。投資というと株、それも国内株式を連想する人が多いのではないでしょうか。デイトレーダーとか、投資雑誌とかの個別銘柄分析などの印象で。
 自分の投資の中の位置づけは、アセットアロケーションでの比率をみると分かるように、複数のアセットのうちの一つです。

 それでも以前よりは比率を減らしています。少子高齢化、成長モデルの停滞など、将来的に楽観的な要素が・・・。しかし、ホームバイアスなどを考えると、株を世界のGDP比率で考えて投資する考え(8%くらい)よりは、多め(25%)です。また株は期待値によるところもあり、これから成長するだろうという国の株価は織り込まれて高めになります。むしろ期待されていない日本が、今後成長した場合はサプライズということで、上昇値が大きくなります。自分的には為替が怖いので、今の比率まで持っているのですが。

 またインデックス投資と言いながら、このアセットは完全にアクティブですw。と言ってもアクティブ型の投信を買っている訳ではなく、個別株で構成しています。
 しかし、完全に業種別に分散して、銘柄も20銘柄ほどになっています。色々な本にも、大体このくらい分散から分散効果が出て、あとは数百銘柄分散しても分散効果の増加は鈍化するとあったので、資金的にもこのくらいかと。もちろん、しがない会社員なので単位株ではなくネット証券で単位未満株を買っているので、総額は大したことはありません。

 銘柄の選定基準は・・・結構適当です。業種分散すればサルがダーツを投げて当たった銘柄を買えば、ファンドマネージャーの成績とそれ程変わらんというウォール街で有名な(?)サルダーツ理論を信奉しているのでw。
 一応、業種は完全に分散。いい企業が複数あっても同業種内では1社しか買いません。その他には・・・。
・基本シェアトップの企業。(学生時代の専攻のお勉強で、その強みを感じている。特に日本企業は。)
・輸出企業でなくても、海外展開をしている企業。(今後、国内市場は縮小する)
・企業理念、トップの理念に共感する企業。(ここは好き嫌い)
一応、企業指標も見ますが、分析の専門家ではないので、参考です。

 あまりに適当なので、数年間TOPIXのインデックスファンドと半々に分散して観察していましたが、自分の個別株投資の方が毎年アウトパフォームしたので、まあこれでよいかと。また、お会いする機会のあった有名なポートフォリオ分析の専門家も、日本はシェアトップ企業の優位性が他地域より高いと話されていたし(保守的、ベンチャーが成長する前に大企業に吸収されるなど)。数年インデックスにアンダーするようだったら、また考えようかと思います。この辺も自分の資金で運用する個人投資家の自由で楽しいところですね(投機に走らないこと前提ですが・・・)。